インターネットのこと

 

 

やっぱり文章を長く書くことって大切だと思うんですよ。

インターネットを始めて、それからSNSに出会って、短い文章とばかり触れ合う日々。自分の思いがたった140字で伝えられるなんて思ってもいない。でも無意識にその枠におさめたくなるし、はみ出たところで発信出来ない。だから無理矢理におさめる。( ◁ちなみにここまでで140字 ) そうするとあら不思議、本当に言いたかったことの表面も伝わらない。というかむしろ間違って捉えられて、あらぬ誤解をうんでしまうこともしばしば。それを知ってるから、眠いとかお腹すいたとかそういう言わなくてもいいことばかりつぶやいてしまうんだろうなあ。

インターネットは海だし闇だしブラックホールだし、なんにもなくてからっぽだってこと、知ってる。期待したところでここにはなんにもないのだ。それを知っているだけでちょびっとの優越感に浸れてしまうこの世の中はちょろい。最近の若者はSNS中毒だとか繋がり依存だとかそういう話題をよくみるけれど、こんなところに依存したところで対面しないとなんにもならんぞ。もっと目の前のものだけを大切にして生きてもいいんじゃなかろうか。私は私の手が届く範囲のものを大事に大事にして生きていきたい、とぼんやり思っている。

 

 

 

思っていることを文章にするってすごい。この間本屋さんで、朝井リョウさんが新しい小説のPOPに「今、頭の中にあるものを全て吐き出しました。」ってコメントを書いていて、月並みな感想だけど文章を書く人ってすごいなあって思った。

私は頭の中を吐き出そうとして文章を書き始めても、その一瞬からでもどんどん考えが変わっていくので書ききれないし、書き進めるにつれて書き始めた私の考え思いがどんなだったかわからなくなる。みんなそうなんじゃないかと思うんだけど、どうなんだろうか。

 

終わりが見えなくなってきたので終わろう。こうやってちょっとずつ思っていることを言葉にする作業をひっそりやろうと思う。