なんにもないね
帰り道、失くしたものを思い出していたら無性に悲しくなって泣いてしまった。 家の近くの街灯が切れていて、いつもの道が違う道みたいにみえた。
みんな何を求めて携帯を見ているんだろう、と素朴な疑問をずっと抱いている。なんで、なんで?と聞き出したら きっと世の中キリがないし、全てに理由を求めてしまうほど子供でもない。
携帯を握りしめてインターネットに繋いで、必死に手繰り寄せるその情報は本当に必要なものなのかなあ。 SNSのせいにしてごめんね、と思うけれど SNSのせいで悩まなくてもいい悩みが増えたし、知らなくてもいいことを山ほど知ってしまったよ。
知人は毎日毎日育児の愚痴家庭の愚痴を言っていて、ある知人は毎日毎日残業残業 仕事がつらい と言っている。 そうだよね、つらいよね なーんて私にはわからないけど、毎日見てるからわかるよ、うんうん。わかったふりだけめちゃくちゃうまくなってる。
でもね、家庭を持つことへの恐怖も社会へ出ることへの恐怖も、全部全部 それに直面してから知ればよかったことだと思うんだ。 今知ったところで無駄な悩みでどうしようもないことなのにね。わたしが真面目に色々感じ取りすぎてるだけなのかもしれないけど笑
朝、目覚ましがなって起きて、うつらうつらしながら携帯を握りしめてSNSをチェックするのが もう癖のようになっている。 ここには何もないよとわかってから、この癖が嫌で嫌で仕方がない。私は私自身を少しでも生き易くするために、生き辛さの根元から離れていきたい。 希望をくれ。
親指でちょちょいと打った言葉なんかいらないので、同じ空気を吸いたいよ。